- 2021/06/16 掲載
米卸売物価、5月は前年比+6.6%に加速 10年半ぶり伸び率
市場予想は前月比0.6%、前年比6.3%の伸びだった。
先週発表された5月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は、前年同月比5.0%上昇し、2008年8月以来、約13年ぶりの大幅な伸びを記録した。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長はインフレ高進は一過性と繰り返し主張しており、多くのエコノミストも同様の見方を示している。16日にかけて開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利の据え置きが予想されているが、エコノミストはテーパリング(量的緩和の縮小)に関する討議が開始されるかに注目している。
JPモルガンの米国担当チーフエコノミスト、マイケル・フェロリ氏は「パウエル議長はFOMCでテーパリングに関して討議したが、テーパリング開始に向けた『実質的な一段の進展』に米経済がまだ達していないと示唆するだろう」と述べた。
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