- 2021/06/25 掲載
ウイングアーク1st、ジャムコ、データを可視化する案件照会システム構築のためSPA導入
【背景】
ジャムコでは、部署単位でさまざまな業務改善や効率化を行い、毎月進捗を報告するプロジェクトがあり、その一環で2020年度に社内業務のDXを進めるプロジェクトが新たに立ち上がり、その基盤プロジェクトとしてワークフローシステムの改善に取り組むことになりました。今後、e-文書法など様々なデジタル要件に応えていくためにも、購買データから経費精算、受注承認、品質管理データ等あらゆる業務に関わるワークフローのデータ整備が急務でした。
ワークフローシステムに蓄積された日々の業務内容について、これまで社員は自身が携わった案件や直近のデータしか確認ができず、過去案件や他の社員のワークフローデータについては、情報システム担当者が個別に照会作業を行っていました。社員の知見の共有が制限されていたほか、毎回個別対応が求められていた情報システム担当者の業務軽減が課題になっていました。
そこで、社員自らが過去案件を自由に検索できる新システムの構築を検討し、 PDF化したワークフローデータを格納して階層管理することを目的に、「SPA」を導入しました。ジャムコでは、 基幹システムからの帳票出力基盤の用途で帳票基盤ソリューション「SVF」を、 予実管理などの経営管理ダッシュボードの構築と生産現場の見える化を目的にBIダッシュボード「MotionBoard」とデータ基盤ソリューション「Dr.Sum」をすでに導入していたことから、既存のソリューションと親和性が高く効率的な連携ができることを考慮し「SPA」を導入しました。
【導入効果】
「SPA」の導入により、ワークフローデータをPDFファイルにし「SPA」に格納することで社員が他の社員のワークフローデータや過去に起案した案件を自由に検索できるようになり、社内の知見を共有する体制ができ、情報システム部の業務効率化も実現しました。また、定期的な監査への対応についても、案件照会システムの活用によりワンクリックで検索・照会ができるようになりました。
「SPA」の導入ポイントは下記の通りです。
・データ連携処理を行うDataSpiderにWebAPIも活用し「SPA」とデータ基盤ソリューション「Dr.Sum」を連携することで、ワークフローデータを格納できる
・ユーザー側(社員)のインターフェイスには「MotionBoard」を活用し、「Dr.Sum」と「SPA」をデータソースとし誰もが検索可能である
・「SPA」は帳票のデータ化に際してAI OCR機能を標準装備しており、さらにe-文書法や電子帳簿保存法に対応したタイムスタンプの付与ができる
【株式会社ジャムコについて】
航空機内装品製造事業、航空機器製造事業、航空機整備事業、航空機シート製造事業の4つの事業を展開
https://www.jamco.co.jp/ja/
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