• 2021/06/26 掲載

食材値上げ相次ぐ=中国で需要増、家計圧迫

時事通信社

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食用油や小麦粉といった食材の値上げ発表が相次いでいる。中国での需要増加などを受けて原料高となっており、企業努力でコストを吸収するのは困難な状況。輸入牛肉の価格も上昇しており、家計が圧迫されそうだ。

日清オイリオグループとJ―オイルミルズ、昭和産業の大手3社は8月、家庭用食用油を1キログラム当たり50円以上値上げする。コロナ禍からいち早く経済が回復した中国で需要が拡大。世界的な人口増加や、環境対策でディーゼル燃料に植物油を活用する動きもあり、「一過性ではなく、構造的に需給が逼迫(ひっぱく)する可能性がある」(日清オイリオ)という。各社は業務用でも値上げを行う予定だ。

家庭用小麦粉も日清フーズ(東京)、ニップン(旧日本製粉)、昭和産業が7月からの値上げを発表した。国内消費の約9割を占める輸入小麦は、政府が買い付けた上で民間企業に売り渡しており、4月の政府による価格引き上げが反映される。背景には中国が豚の飼料用で積極的な買い注文を入れたことなどによる相場上昇がある。

米国産牛肉(冷凍)も、牛丼などに使われるショートプレートと呼ばれるバラ肉の卸値が、5月は前年同月比で7割近く高騰。干ばつの影響でオーストラリア産の出荷が減ったことに加え、コロナ禍から回復した米国や中国で需要が伸びたことも一因。日本は食料の多くを輸入に頼らざるを得ないだけに、国際的な相場の高騰が続けば影響はさらに広がりそうだ。

【時事通信社】 〔写真説明〕日清キャノーラ油 〔写真説明〕日清フラワー

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