- 2021/06/28 掲載
米J&J、オピオイド問題でNY州に和解金2億6300万ドル
同社は他のオピオイドの製造・販売大手とともに、29日に始まる陪審員裁判の被告として名を連ねていたが、和解を受けて訴訟から除外された。
同社は和解合意で自社の法的責任あるいは不正を認めていない。NY州との和解ではまた、全米でのオピオイド販売を停止するよう求められた。
ニューヨーク州のレティシア・ジェームズ司法長官は声明で「オピオイドのまん延は(全米に)大惨事をもたらした」と強調。「J&Jはこの火事の原因を作った」とした。
J&Jは今回の和解は、州や地方自治体による損害賠償請求訴訟について、50億ドルを支払い和解するとの従来合意に沿っているとした。
同社と医薬品卸大手のアメリソースバーゲン、カーディナル・ヘルス、マッケンソンは数千件のオピオイド関連訴訟に計260億ドルを支払い和解することを提案している。
J&Jは、オピオイド販売で詐欺的行為があったとしてオクラホマ州に4億6500万ドルの賠償支払いを命じた同州裁判所の判決について、上訴している。
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