- 2021/07/03 掲載
美浜原発、フル稼働延期=大飯3号機は原子炉起動へ―関電
関西電力は3日、運転開始から40年を超える美浜原発3号機(福井県美浜町、出力82.6万キロワット)について、同日予定していたフル稼働を4日以降に先送りしたと発表した。非常時に使う給水ポンプの圧力計が高い数値を示し、試験を中断したため。美浜3号機は先月、約10年ぶりに再稼働した。
関電は2日に、蒸気発生器に給水するための補助ポンプの注水試験を実施。3日に不純物を取り除くフィルターに鉄さびの付着が確認されたため、フィルターの清掃などを行った。運転の安全性に問題はないという。
また、関電は3日夜にも大飯原発3号機(福井県おおい町、出力118万キロワット)を約1年ぶりに再稼働。関電が保有する原発が5基稼働するのは約10年ぶりで、東日本大震災後に全基停止してから初めてとなる。
【時事通信社】
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