インド配車大手オラ、テマセクとウォーバーグが5億ドル投資へ

［ベンガルール　９日　ロイター］ - インドの配車サービス大手オラは９日、計画中の新規株式公開（ＩＰＯ）に先立ち、シンガポールの政府系投資会社テマセクと米投資ファンドのウォーバーグ・ピンカスが同社に５億ドルを投資すると表明した。

オラには、ソフトバンクグループが出資している。

オラはＩＰＯ計画の詳細は明らかにしなかったが、今後もさまざまな分野・地域で事業を拡大する方針を示した。

同社のバビシュ・アガルワル会長兼グループ最高経営責任者（ＣＥＯ）は声明で「当社の配車事業は、過去１２カ月間で、力強さ、弾力性、効率性をさらに増した」と表明した。

同社は昨年のロックダウン（都市封鎖）で大きな打撃を受け、人員の約３５％を削減。事業の９５％を停止した。

インドでは、料理宅配大手のゾマトや決済サービス会社ペイティーエムの親会社であるワン９７・コミュニケーションズなど、著名なスタートアップ企業がＩＰＯを計画。海外ファンドや新世代の国内個人投資家の資金が流入しており、今年はこれまでに２２社が新規上場を果たしている。