- 2021/07/10 掲載
仏、コロナ債務の帳消し不可能 財政の安定性確保を=中銀総裁
マクロン大統領宛ての年次書簡で、債務負担の軽減には時間がかかり、市場志向の改革による経済成長や一段と効率的な政府支出が重要と指摘。同時に、緊縮財政を要求しているわけではなく、「安定性の追求、すなわち増税や財源の手当てがつなない減税を排除した財政の安定性に加え、政府支出の安定性の確保」が必要と訴えた。
フランスの公的債務は、新型コロナウイルス禍前で対国内総生産(GDP)比100%とユーロ圏の平均を上回っており、今年は120%近くに拡大する見込み。公的赤字は同9.4%と予想されている。
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