- 2021/07/10 掲載
G20で貧困国へのSDR配分明確化を=IMF幹部
IMFは9日、SDR6500億ドル相当の新規配分を理事会が支持したと明らかにした。加盟する190カ国に対し、8月末までの配分完了を目指すという。
オカモト氏はロイターとのインタビューで、8月末までの配分完了までに、必要な国への配分を可能にする選択肢を提示することが自身の目標だと指摘。「各国はわれわれが選択肢を用意することを期待している。配分が完了した時点で実行に移せるよう選択肢に関する合意を得るためにできる限り取り組んでいる」とした。
SDRの配分はIMF加盟190カ国のクォータ(出資割当額)の比率に従うため、その大部分がG20各国に配分されることになる。
ロイターが入手したG20の声明草案によると、新たな信託基金設立を含め、各国が配分されたSDRをパンデミック(世界的大流行)からの回復支援に充当する「実行可能な選択肢を速やかに提示する」ようIMFに要請。声明草案では1000億ドル相当のSDRの配分について特に言及されていないが、「脆弱な国を支援する意欲的な目標」を求めた。
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