- 2021/07/12 掲載
気候関連の金融リスク対応で国際協調必要=クオールズFSB議長
米連邦準備理事会(FRB)の副議長でもあるクオールズ氏は、企業や銀行、家計のバランスシートに及ぼす異常気象の危険性に関する情報の改善など、気候関連リスクに関する包括的で比較可能なデータを開発するための国際的な取り組みも求めた。
ベネチアでの気候変動に関する国際会議向け講演準備原稿で「世界的に一貫性があり、比較可能で、信頼できる情報開示と、より広範で質の高い関連データがあれば、気候関連の金融リスクと金融安定性への影響を評価するための基礎となる」と語った。
また、FSBが主導する取り組みには、シナリオ分析に有用な財務指標に関する世界の中央銀行との調整などがあると説明した。
FSBは7日、気候関連リスクの管理改善に向けた目標などで、世界の規制当局の取り組みを調整するための「工程表」を公表した。
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