- 2021/07/13 掲載
酒類提供停止巡る事前調整、「おかしい」=麻生財務相
金融機関による働きかけを示唆した西村康稔経済再生担当相の発言に関しては「本来の趣旨を伝えることが十分できていなかった」とし、「飲食店を含む事業者融資について迅速かつ柔軟な対応を(金融機関に)要請しており、この方針に変わりない。融資を制限する趣旨は全くない」と強調した。
内閣官房と金融庁、財務省、経済産業省による事前調整に関し、麻生氏は「閣僚が最終判断する前に、課長補佐などの段階での事前の打ち合わせ」に過ぎないとも述べた。
一方、国税庁と内閣官房が酒類業中央団体連絡協議会あてに、酒類の提供停止に応じない飲食店との取引停止を依頼する文書を出したことに関し、麻生財務相は「法的根拠は基本的にない。一般的なお願いであって強制力を伴うものではない。酒類販売事業者に丁寧に説明し、ご協力をお願いするものだ」とした。
会見では日銀が15、16日に開催する金融政策決定会合にも言及し、「議論の内容についてコメントすることはない」と述べた。「今後とも政府・日銀との間で気候変動に限らず適切に措置講じていくため、綿密にやっていく」とも語った。
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