- 2021/07/13 掲載
米国の生産性が急上昇、コロナでデジタル化=ゴールドマン・サックス
新型コロナの流行以降、1時間当たりの生産は年率3.1%増加。前回の景気循環局面の1.4%増を大幅に上回った。
同社のエコノミストのヤン・ハッチウス氏は12日付のリポートで「生産性の伸びの加速は、新型コロナ流行の中で明るい兆しの一つだ」とし「高頻度データは年央に(生産性が)さらに伸びたことを示している」と指摘した。
生産性の向上が目立つのは、情報技術、専門サービス、製品開発、小売りセクターという。
移動制限の緩和にもかかわらず、バーチャル形式の会議を続け、出張や娯楽など対面式の活動の経費を削減できる産業は、生産性が向上しているという。
今年に入り、急ピッチなワクチン接種により経済活動の一部が再開されたが、同氏によると、職場のデジタル化によるメリットは持続可能であり、オフィス勤務や対面式の経済活動の再開で、こうした傾向にブレーキがかかったり、反転することはないとみられる。
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