- 2021/07/14 掲載
アメリカン航空のキャッシュフロー、コロナ流行以降初のプラスへ
同四半期の旅客数は4400万人超で、前年同期の5倍以上となった。同社は1日当たりの現金流入額が100万ドルとなり、同四半期末時点の流動性総額が210億ドル超になったと見込んでいる。
コーウェンのアナリスト、ヘレーン・ベッカー氏は「流動性の改善は楽観的な材料だ。今後の予約も力強いことを示唆しているためだ」と指摘。「これは国内市場で峠を越したことを示唆する。四半期決算の改善につながるだろう」と語った。
ダグ・パーカー最高経営責任者(CEO)は書簡で「7月をはじめ今夏の需要は依然力強い。ビジネスで利用する顧客も空路を再び利用し始めている」と指摘した。
アメリカン航空株は引け後の時間外取引で2%高。
同社によると、特別項目を除く四半期純損失は11億─12億ドルとなる見通し。パーカーCEOは「大幅な損失だが、新型コロナ流行開始以降では最も小幅だ」とした。
リフィニティブのデータによると、アナリストの予想平均は15億3000万ドルの損失。
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