5月のユーロ圏鉱工業生産、前年比＋20.5％・前月比－1.0％＝統計局

［ブリュッセル　１４日　ロイター］ - 欧州連合（ＥＵ）統計局が１４日発表した５月のユーロ圏鉱工業生産指数は前月比１．０％低下、前年同月比では２０．５％上昇した。市場予想は前月比０．２％低下、前年比２２．２％上昇だった。

前月比で予想以上に低下したのは、食品や衣類など非耐久消費財の生産が減少したことが主因。

前年同月比では、経済が最悪期を脱したことにより生産量は大幅に増加した。ただ、伸び率は市場予想を下回った。

非耐久財の生産量は前月比２．３％減少。今年に入って初めて減少した。

機械などの資本財も１．６％の減少となり、今後も生産量が減少する見通し。

エネルギー生産は１．９％減少。一方、自動車や冷蔵庫など耐久消費財の生産量は１．６％増加した。