- 2021/07/14 掲載
伊ウニクレディト、M&Aは優先事項ではない─CEO=現地紙
同紙によると、オーセルCEOは、執行委員会の14人のメンバーに対し「特別なオペレーションは優先事項ではない。これまでは中枢部の指示を実行するだけだった人たちに自律性と決定権を与え、ウニクレディトを本来の役割に戻すことに集中しなければならない」と述べた。
ウニクレディトのムスティエ前CEOは戦略を巡って取締役会と対立し辞任。4月に就任したオーセルCEOは、以前はM&A専門のインベストメントバンカーとして有名な存在だった。
また同紙によると、ウニクレディトは、モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)買収の条件として、モンテ・パスキの既存の販売契約を全て解消するようイタリア政府に求めたという。
イタリア政府は、2017年にモンテ・パスキを救済する一環で取得した64%株の売却を模索。ウニクレディトに株式取得を打診しているとされるが、ウニクレディトの同意はまだ得られていない。
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