- 2021/07/15 掲載
FRBのデジタル通貨導入で暗号資産の必要性低下も=パウエル議長
下院金融サービス委員会の公聴会で、FRBがデジタル通貨を発行すれば、複数の暗号資産やステーブルコインが決済システムに使用されるよりも、より現実的な代替手段になるのではないかとの質問に対し、「米国のデジタル通貨があれば、暗号資産やステーブルコインは特に必要ない。これがデジタル通貨を支持する力強い論拠の一つだ」と応じた。
また、FRB当局者がデジタル通貨に関して幅広く検討し、9月初旬にも報告書を公表するとした。FRBによる独自のデジタル通貨発行の是非を判断する取り組み加速に向けた重要な一歩という。
パウエル氏は、暗号資産が米国の主要な決済手段になることには懐疑的だが、ステーブルコインがより多くの支持を得るかもしれないと指摘。ただ、ステーブルコインが金融システムの中で大きな役割を担うようになるには、より多くの規制が必要だとした。
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