- 2021/07/15 掲載
物価高騰一時的でない、FRBはインフレ対応必要に=ブラックロックCEO
6月の米消費者物価指数(CPI)が13年ぶりの上昇率を記録するなど物価上昇加速が見られる中で、こうした動きが間もなくピークアウトするのか、それとも持続するのか、投資家は思いあぐねている。
FRBのパウエル議長は一貫して物価高は一過性に終わると主張。しかしフィンク氏は「1970年代のようなインフレになるとは言わないが、物価上昇率が2%を超えて恐らく3.5-4%になる世界を私はまさに考えている」と語った。
さらに「これはFRBが政策変更を迫られることを意味するだろうか。私はそう思う」と言い切り、今後数年のうちに雇用確保や製造プラットフォーム、供給網の再編がより重視され、それがいささかのインフレ要素になると予想した。
ただフィンク氏は、FRBが50ないし100ベーシスポイント(bp)利上げしたとしても、株式市場にそれほど大きな悪影響や混乱は与えないとの見方を示した。
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