- 2021/07/16 掲載
米鉱工業生産、6月は製造業0.1%減 半導体不足で自動車落ち込み
5月の製造業生産は0.9%上昇していた。
第2・四半期は年率で3.7%上昇。第1・四半期は2.3%上昇していた。
好調な需要に伴い供給網が逼迫し、製造業で原材料と労働力が不足している。製造業生産のうち自動車・同部品は6月に6.6%低下。第2・四半期は年率で22.5%低下した。
自動車を除く製造業生産は0.4%上昇。
製造業生産が低下する一方、鉱業は1.4%、公益事業は2.7%それぞれ上昇し、全体の鉱工業生産指数は0.4%上昇となった。
鉱業は原油の値上がりに伴う掘削事業の活性化が追い風となった。公益は多くの地域で気温が高かったことにより需要が好調だった。
全体の鉱工業生産は第2・四半期に年率で5.5%上昇。第1・四半期は3.6%上昇していた。
企業がどれだけ資源をフル活用しているかを示す稼働率は、製造業が0.1%ポイント低下の75.3%だった。全体の稼働率は0.3%ポイント上昇の75.4%と、1972年─2020年の平均を4.2%ポイント下回った。FRB当局者は、経済のスラック(需給の緩み)を見極める指標として稼働率に注目している。
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