- 2021/08/17 掲載
独バイエル、除草剤の発がん性巡る訴訟で米最高裁に上訴
バイエルは先週、ラウンドアップの利用者にそれぞれ数千万ドルの賠償を命じた判決に対する三つ目の控訴審で敗訴。同社は、ラウンドアップががんの原因になったとの訴えについて、健全な科学的知見や連邦規制当局の製品認可に反すると繰り返し主張してきた。
バイエルは2018年、農業用種子・農薬メーカーの米モンサントを630億ドルで買収。その際にラウンドアップを取得して以来、同製品に関連した訴訟はバイエルにとって悩みの種になってきた。
同社は先月、米最高裁で不利な判決が出た場合に備えた45億ドルの追加引当金を計上。和解金や訴訟費用として引き当て済みの116億ドルに上積みした。
PR
PR
PR