- 2021/08/23 掲載
ユーロ圏物価上昇「なお一時的」、シュナーベル理事引き締め否定
中期的にインフレが目標の2%を下回るリスクがあるため、物価上昇に対応して政策を引き締める理由はないとするECBの見解を繰り返した。
フォーカス誌によると、シュナーベル理事は「意外に聞こえるかもしれないが、われわれは中期的にはインフレ率が高すぎるよりも低すぎることを心配している」と指摘。「特にドイツでは、年末まで上昇が続くとみているが、来年は大幅に低下すると予想している」と述べた。
ユーロ圏の物価は7月に2.2%に上昇。ECBの経済見通しによると、11月には3%に達する可能性があるが、その後は低下して今後数年間は目標を下回るとされる。
PR
PR
PR