- 2021/08/27 掲載
米マイクロソフト、クラウドのデータベースに脆弱性 数千社に通知
脆弱性が見つかったのは、クラウドサービス「アジュール」上で提供されている旗艦データベース「Cosmos DB」。セキュリティー会社ウィズの研究チームは、データベースを管理するキーにアクセスできることを発見した。
マイクロソフトにはこのキーを変更する権限がないため、26日に顧客に対して新しいキーを作成するようメールで伝えた。マイクロソフトがウィズに宛てたメールによると、この脆弱性を発見したウィズに対して同社は4万ドルを支払うことで同意した。
ロイターはマイクロソフトにコメントを求めたが、現時点で回答できるものはないとした。
マイクロソフトが顧客に送ったメールによると、この脆弱性は既に修復されており、悪用された形跡はない。同社はメールで、ウィズの研究者以外に外部組織がこのデータベースの読み書き用キーにアクセスした形跡はないと説明している。
ウィズのアミ・ルトワク最高技術責任者(CTO)は、クラウドにおいて想像できる最悪の脆弱性だと指摘した。同氏によると、ウィズの研究チームはこの脆弱性を8月9日に発見し、12日にマイクロソフトに報告した。
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