- 2021/08/27 掲載
米自動車販売、8月は減少へ 供給圧力続く=JDパワー/LMC
8月の米自動車販売台数(小売りベース)は98万7100台と、前年比14.3%減少する見通し。
半導体不足で製造業の活動が引き続き圧迫され、コロナ禍で個人の交通手段への需要が強いにもかかわらず自動車生産を減らした。
LMCのジェフ・シュスター氏は「小型車の世界需要は半導体不足から生じている深刻な在庫逼迫やデルタ株による混乱で、引き続き圧力を受けている」と述べた。
現在の販売店在庫は94万2000台前後で、2年前の約300万台を大きく下回っている。
JDパワーのデータ・分析部代表、トーマス・キング氏は「販売店の在庫不足から、消費者の強い需要に応じられていない。その結果、小売りの販売ペースが抑圧されている。しかし取引価格は急騰している」と述べた。
平均取引価格は製造業者の販売奨励金(インセンティブ)減少などから16%上昇し、4万1378ドルとなるもよう。
2021年の世界小型車販売台数予想は、生産台数不足から200万台引き下げて8380万台となった。
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