- 2021/08/27 掲載
米物価、4.2%上昇=30年ぶり高水準―7月
【ワシントン時事】米商務省が27日発表した7月の個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比4.2%上昇した。1991年1月(4.5%上昇)以来、約30年ぶりの大きな伸び。新型コロナウイルス危機で落ち込んだ需要が回復し、物価を押し上げた。インフレへの警戒感が一段と強まる可能性がある。
経済活動の正常化に伴う原材料・人手不足で供給が追い付かず、中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ率の目標とする2%を5カ月連続で超過した。FRBは「インフレは一時的」と主張してきたが、予想を超える物価上昇が続けば、量的緩和策の早期縮小観測に拍車が掛かりそうだ。
【時事通信社】
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