- 2021/08/28 掲載
NY株反発、242ドル高=FRB議長講演で安心感
【ニューヨーク時事】週末27日のニューヨーク株式相場は、注目されたパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演がほぼ予想通りの内容となったことで安心感が広がり、反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比242.68ドル高の3万5455.80ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は183.69ポイント高の1万5129.50と、2日ぶりに史上最高値を更新して取引を終えた。
パウエル氏は講演で「景気回復が続けば、年内の量的緩和縮小開始が適切」との考えを表明した上で、早期利上げに慎重な姿勢を強調。これを受けて景気敏感株などが買われ、ダウは堅調な値動きを維持した。
市場では「時期は明示されていないが、今後数カ月で量的緩和の縮小が始まる。不透明感が取り除かれたことも金融市場にとって好ましい要因だ」(日系証券)との指摘が聞かれた。
【時事通信社】
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