- 2021/08/30 掲載
海外専用焼酎で販路開拓=カクテル向けにライチの香り―浜田酒造
鹿児島県いちき串木野市に本社を置く浜田酒造は30日、カクテルに適した海外専用の芋焼酎「DAIYAME(だいやめ)40」の出荷を始めたと発表した。焼酎は日本発のクラフト・スピリッツ(蒸留酒)として欧米などで人気が広がりつつあり、個性の強い飲み物同士を掛け合わせるカクテル向けに海外販路を開拓する。
商品名は「晩酌で疲れを癒やす」という意味の方言。原料となるサツマイモの熟成技術の改良を重ね、ライチのような華やかな香りが特徴で、アルコール度数は通常の25度から40度に高めた。700ミリリットル入りで米国での小売価格は70ドル(約7700円)程度を想定する。
きっかけは、2019年の国際酒類コンペIWSC。アルコール度数25度のDAIYAMEが部門最高賞を受賞したことで、新たにバーで好まれるカクテル向けに海外専用商品の開発に乗り出していた。
浜田酒造の浜田光太郎取締役は「海外のバーテンダーらの意見も聞いて、香味からボトルデザインまでこだわった」と話した。輸出拡大へ政府の強い後押しもあり、オンライン商談会などに取り組む。
【時事通信社】 〔写真説明〕海外専用の芋焼酎「DAIYAME40」(浜田酒造提供)
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