- 2021/09/08 掲載
フィッチ、中国恒大を格下げ 「デフォルトの可能性高い」
フィッチは、恒大集団と子会社1社の無担保普通社債の格付けも「CCC」から「C」に下げた。
フィッチは、「格下げは何らかのデフォルト(債務不履行)の可能性が高いという当社の見方を反映している。流動性の逼迫、販売契約数の減少、サプライヤーおよび請負業者への支払いの遅れを解消する必要性、資産処分の進展の少なさを踏まえると信用リスクは高いと考える」とした。
恒大集団を巡っては、中国の格付け会社、中誠信国際信用評級(CCXI)が先週、格下げを発表。深セン証券取引所で取引されている同社の2023年5月償還債の価格はそれ以降、50%近く急落した。
恒大集団の株価は8日序盤の取引で一時3.08%急落したが、その後、下げ幅を縮小した。23年5月債は8日午前に0.57%安となった。
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