• 2021/09/09 掲載

カナダ中銀、金利0.25%に据え置き 量的緩和も維持

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。


[オタワ 8日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)は8日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を予想通り過去最低の0.25%に据え置くとともに、毎週の国債純買い入れ額を20億カナダドルに維持することを決定した。

中銀は供給網の阻害に加え、新型コロナウイルス感染拡大第4波が景気回復の足かせになる恐れがあると警告。フォワードガイダンス(先行きの政策方針)については、スラック(需給の緩み)が吸収されるまで金利を現行水準にとどめると表明した。中銀はスラックが2022年下半期に解消するとの見方を示している。

第2・四半期の経済については、供給網の阻害を反映し輸出が低調となったことで予想を下回ったと指摘。「経済は下半期も力強さを増していくとの見方を変えていない」としながらも、「新型コロナ感染拡大第4波と供給阻害が回復の重しになる恐れがある」とした。

スコシアバンクの資本市場経済部門責任者、デレック・ホルト氏は今回の決定について「おおむね予想通りだった」とし、「現在見られている軟調さを中銀は重視しないという、慎重ながらも楽観的な姿勢が感じられた」と指摘。「中銀は22年下半期に最初の利上げを実施する計画を現時点では変えていないようにみえる」と述べた。

アナリストは、中銀の今回の声明は20日に実施される総選挙に大きな影響を及ぼさないとの見方を示している。BMOキャピタル・マーケッツのチーフエコノミスト、ダグ・ポーター氏は「中銀はできる限り中立的な表現を使い、選挙に影響を及ぼさないよう細心の注意を払った」と述べた。

中銀の決定を受け、カナダドルは対米ドルで0.8%安の1.2748カナダドル。前日に続く下落となった。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます