• 2021/09/09 掲載

米ゲームストップ、再建計画詳細なく株価下落 5─7月期は増収

ロイター

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[ボストン 8日 ロイター] - 米ゲーム販売ゲームストップが8日発表した第2・四半期(5─7月)決算は、売上高が前年同期比25%増加し、市場予想を上回った。ただ、経営改革計画に関する新たな詳細を明らかにせず、株価は引け後の時間外取引で下落した。

純売上高は11億8000万ドルで、前年同期の9億4200万ドルから増加。リフィニティブのIBESデータによるアナリストの予想平均(11億2000万ドル)も上回った。新型コロナウイルスワクチンの普及に伴い、店舗に客足が戻った。

しかし、株価は時間外で7.7%下落。インターネット上では同社が質問に答えておらず、将来の計画について明らかにしていないとの不満の声が聞かれた。

6月に最高経営責任者(CEO)に就任したマット・ファーロング氏は初の決算発表後の電話会見で、同社の使命は依然として「顧客を喜ばせ」、長期投資家に価値を提供することだと述べた。

ただ会見は10分足らずで終了し、質問も受け付けなかった。業績見通しも示さなかった。

ゲームストップなどの「ミーム株」(ネットの情報拡散で取引される銘柄)は今年初めに個人投資家の熱狂的な取引で株価が乱高下。空売りを仕掛けていた複数のヘッジファンドが多額の損失を被り、米議会で公聴会が開かれた。

今回の決算は、ネット販売に軸足を移すとともに実店舗の活性化を目指す同社の筆頭株主ライアン・コーエン会長の取り組みが注目される中で発表された。

第2・四半期の純損益は6160万ドルの赤字で、赤字額は前年同期の1億1130万ドルから減少した。経費は3億7890万ドルと前年同期の3億4820万ドルから増加した。

ウェドブッシュのアナリスト、マイケル・パクター氏は「売上高は予想をわずかに上回る水準にとどまり、営業費用が大幅に増加したため、損失はわれわれの予想よりも大きかった」と指摘した。

調整後1株損益は0.76ドルの赤字。前年同期は1.42ドルの赤字、リフィニティブによるアナリスト4人の予想平均は0.67ドルの赤字だった。

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