- 2021/09/09 掲載
午後3時のドル110円前半で小幅安、米金利低下とクロス円の円高が重し
ただ、110.10円付近では下げ渋り、円高が進行する雰囲気はみられなかった。
米10年債利回りは現在、1.32%台後半で推移。昨日に比べて下落基調にあり、「米長期金利の低下がドル/円の重しになっているようだ」(外為どっとコム総研・上席研究員、神田卓也氏)という。
きょうは欧州中央銀行(ECB)理事会を控え、ユーロの動向に注目が集まっている。今回の理事会では、コロナ禍で導入されたパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の買い入れ額縮小が焦点となっている。
市場の予想では減額が優勢となっているが、予想通りとなれば「ユーロが堅調に推移するのではないか」(りそな銀行・総合資金部市場トレーディング室、武富龍太氏)という。
ECBメンバーからはタカ派的な発言が確認される一方、「ラガルド総裁は会見でハト派スタンスを示す可能性がある」(外為どっとコム総研・神田氏)との声も聞かれる。
政策決定から会見までユーロは瞬間的に乱高下する恐れもあり、神経質な値動きになるのではないか、との指摘が出ていた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 110.11/13 1.1810/14 130.07/11
午前9時現在 110.21/23 1.1817/21 130.25/29
前日午後5時 110.23/26 1.1813/17 130.27/31
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