- 2021/09/09 掲載
IAEA調査団、12月来日=原発処理水放出の安全性検証
東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出をめぐり、政府は9日、国際原子力機関(IAEA)や海外の専門家で構成する調査団が12月をめどに来日すると発表した。政府と来日中のエブラールIAEA事務次長らとの協議で合意した。処理水放出のためのIAEA調査団の来日はこれが初めてとなる。
このほか海水中の放射性物質の濃度の監視のため日本が採取する試料について、IAEAのほか、第三国の機関も分析することで合意した。環境影響監視の手法や分析の透明性を高め、風評被害の発生防止に役立てる考えだ。
【時事通信社】 〔写真説明〕東京電力福島第1原発から出る処理水をめぐり、経済産業省などと意見交換する国際原子力機関(IAEA)のエブラール事務次長(右)=7日、経産省(同省提供)
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