- 2021/09/16 掲載
米FDA、武田薬の肺がん治療薬を承認
承認されたのは「Exkivity(一般名:モボセルチニブ)」。非小細胞肺がん患者114人を対象とする臨床第1・2相試験で意義のある効果を持続することが示されたのを受けた。治験での奏功期間の中央値は約18カ月だった。
具体的には、上皮成長因子受容体(EGFR)エクソン20挿入と呼ばれる遺伝子変異を伴う非小細胞肺がんと診断され、がんが既に進行しているか、化学療法を受けた患者に使うために承認された。
迅速承認の制度で認められたもので、武田によると、確認試験で有効性が証明されれば、通常の承認が下りる見通し。
非小細胞肺がんは最も一般的な肺がんで、世界保健機関(WHO)によると、世界で毎年、新たに肺がんと診断される推計220万人の患者の約85%を占めている。
PR
PR
PR