- 2021/09/17 掲載
ステーブルコイン「テザー」、裏付け資産に中国恒大のCP含まず
テザーは恒大集団が発行したCPや社債、証券を保有したことは一度もないとし、現在保有するCPの大半は「A─2」以上の発行体格付けを持つと説明した。
規制当局はステーブルコインに一段と注目し始めており、金融市場が逼迫した場合にテザーの流動性に与える影響について懸念する声も専門家から出ている。ステーブルコインの価格はドルなどに連動している。
テザーの6月末時点の時価総額628億ドルのうち、約半分はCPと譲渡性預金(CD)に裏付けられていた。
恒大による当局への提出資料によると、主要子会社は20年末時点で2057億元(320億ドル)相当のCPを発行済みだった。
主要子会社である中国恒大地産集団は16日、債券の格下げを受け、上海上場債券の取引を1日停止することを申請。市場参加者はデフォルト(債務不履行)と債務再編の可能性が高まっているとの見方を示した。
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