- 2021/10/08 掲載
リニア走行試験を公開=累計368万キロに―JR東海
JR東海は8日、リニア中央新幹線のL0(エルゼロ)系改良型試験車両の走行試験を山梨実験線(山梨県都留市)で報道陣に公開した。実験線での走行試験は1997年に開始しており、これまでに走行した距離は累計約368万キロ。試験は2022年度まで続け、営業車両の仕様を固めていく方針だ。
車両は超電導磁石を用いて最高時速500キロで走行。先頭部分は空気抵抗を減らす設計となっており、静粛性や快適な乗り心地を追求している。
JR東海はリニア新幹線について、東京・品川―名古屋間で27年の開業を目指している。ただ、工事に伴う水資源への影響を懸念する静岡県が同県内の着工を認めず、計画通りの開業は困難な情勢となっている。
【時事通信社】 〔写真説明〕リニア実験線を走行するL0(エルゼロ)系改良型試験車両=8日午後、山梨県都留市 〔写真説明〕リニア中央新幹線L0(エルゼロ)系改良型試験車両の車内=8日午後、山梨県内
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