- 2021/10/08 掲載
タスポ、26年3月終了=たばこ自販機、減少も
日本たばこ協会は8日、自動販売機でたばこを売る際、ICカードで成人かどうかを識別する「taspo(タスポ)」システムを2026年3月末に終了すると発表した。タスポ終了後も自販機でたばこを売るには、財務省が認定する別の成人識別装置を取り付ける必要があり、たばこ自販機が減る可能性がある。
タスポの終了は、システムに使う通信回線のサービス終了に伴う措置。たばこの購入がコンビニエンスストアなどの店頭にシフトしたことも背景にあるとみられる。
タスポシステムは、協会が成人にのみ発行しているICカードを自販機の読み取り部分にかざさないと、たばこを購入できない仕組みで、20歳未満の喫煙防止策として08年に導入された。
20年末でカード発行枚数は1000万枚超、システム搭載自販機は約11万8000台という。
【時事通信社】 〔写真説明〕成人識別ICカード「taspo(タスポ)」(日本たばこ協会提供)
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