- 2021/10/13 掲載
EU初の15年物環境債、利回り0.453% 11倍以上の需要集める
調達額は120億ユーロ(約139億ドル)と、政府債市場で過去最大規模のグリーンボンド起債となったが、発行予定額を11倍以上上回る1350億ユーロ超の応募を集めた。
ダンスケ銀行(コペンハーゲン)のチーフアナリスト、ジェンス・ピーター・ソーレンセン氏は、この価格はEUの既発債利回りからみて公正価値に近いと指摘。これは、EUが通常の債券発行よりも低い新規発行プレミアムを支払っていることを意味する。
欧州委で予算を担当するハーン欧州委員は、利回りが同条件の債券より低く(価格は高く)なる「グリーニアム」は2.5ベーシスポイント(bp)と推定している。
ソーレンセン氏は「発行額が多いためもっと安くなると思っていたが、この結果はグリーンボンドに対する需要がいかに大きいかを示している」と述べた。
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