- 2021/10/13 掲載
米国株式市場=続落、決算やFOMC議事要旨控え警戒感
[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米国株式市場は続落して終了した。一連の企業決算のほか、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨発表を翌日に控えて警戒感が高まり、終盤に下げ幅を拡大した。ただ電気自動車(EV)大手テスラが買われたことで下値は支えられた。
主要株価3指数はいずれもマイナス圏で終了。ヘルスケアや工業が軟調で、3指数のうちダウ工業株30種の下落率が最大となった。
13日に決算を発表するJPモルガン・チェースは0.8%安。S&P500銀行指数も0.6%下落した。
アナリストは第3・四半期の企業決算が堅調になると予想しているが、投資家は新型コロナウイルス禍から脱却する企業にサプライチェーン(供給網)の問題や物価上昇がどのように影響するのか憂慮している。
ウェドブッシュ証券の株取引担当マネジングディレクター、マイケル・ジェームズ氏は「大半の運用担当者は業績の動向に加え、(供給)不足や金利上昇、供給網のボトルネックによる悪影響がどの程度出ているか見極めようという考えだ」と指摘。その上で「これらの要因の多くは現在の株価水準に反映されている」と述べた。
この日はS&P500の主要11セクターのうち6セクターがマイナス圏で終了。通信サービスの下落率が最大となった。
テスラは1.7%高で、S&P500やナスダックを下支えした。9月の中国製EVの販売台数が5万6006台と、約2年前に上海で生産を開始して以来、最高を記録した。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 34378.34 -117.72 -0.34 34507.15 34611.24 34318.94
前営業日終値 34496.06
ナスダック総合 14465.93 -20.28 -0.14 14539.09 14552.71 14441.60
前営業日終値 14486.20
S&P総合500種 4350.65 -10.54 -0.24 4368.31 4374.89 4342.09
前営業日終値 4361.19
ダウ輸送株20種 14723.52 +134.56 +0.92
ダウ公共株15種 879.40 +4.77 +0.55
フィラデルフィア半導体 3178.15 -43.08 -1.34
VIX指数 19.85 -0.15 -0.75
S&P一般消費財 1454.24 +9.86 +0.68
S&P素材 510.46 +0.73 +0.14
S&P工業 844.10 -2.78 -0.33
S&P主要消費財 726.44 +0.27 +0.04
S&P金融 640.35 -1.98 -0.31
S&P不動産 283.05 +3.73 +1.34
S&Pエネルギー 427.60 -0.11 -0.03
S&Pヘルスケア 1462.02 -6.97 -0.47
S&P通信サービス 265.69 -2.81 -1.05
S&P情報技術 2640.88 -13.52 -0.51
S&P公益事業 326.88 +2.16 +0.66
NYSE出来高 8.23億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 28195 + 105 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 28160 + 70 大阪比
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