• 2021/10/20 掲載

日本製鉄、クロメートフリーブリキ(EZP)の本格的な商業生産開始

日本製鉄

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 日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)はクロメートフリーブリキ(※)の商業生産を開始致しました。

 ブリキは、主に食缶、飲料缶、一般缶など容器用素材として使用されており、日本国内でのリサイクル率は90%を超える環境に優しい素材です。基本機能としては、耐食性・塗料密着性・溶接性・美麗な外観などに加え、食品容器としての安全性が求められます。

 日本製鉄では、世界各国の環境規制等を踏まえ、これまでも各種ブリキ製品の開発・製造・供給をして参りました。こうした中で、欧州に於いてはREACH規制によりブリキの製造プロセス(クロメート処理)での6価クロムの使用が禁止されることが決定(2024年4月施行予定)しました。

 日本製鉄では、このような海外での厳格な環境規制と需要家からの供給要請に応えるため、クロメートフリーブリキ「EZP(TM)」を開発しました。製造プロセスでは、現行のクロメート処理の代わりにジルコニウム処理を用い、従来ブリキのクロメート皮膜と同等の性能を有する酸化ジルコニウム皮膜を形成します。当社は本技術を世界各国に特許出願しております。

 EZP(TM)(イージーピー)とは当社クロメートフリーブリキの商標名です。お客様が「feel easy(安心)」に感じて頂ける「product(製品)」という想いをこめて名付けました。またロゴには、グリーンのリーフを配置することで安心・安全な商品であることを表現しております。EZP(TM)は食品容器用素材としての高い安全性が認められ、米国(FDA)及びEU(欧州連合)に於いて「食品接触物質」としての正式認可を取得済であり、MERCOSUR(南米共同市場)でも承認手続き中です。

 日本製鉄では、本年よりEZP(TM)の本格的な商業生産を開始しておりますが、EZP(TM)に興味を持つ複数の需要家でも材料評価を進めており、今後販売量が更に拡大していくと期待しています。

※化成処理プロセスでクロムを意図的に添加していないブリキ

 日本製鉄は、常に世界最高の技術とものづくりの力を追求し、国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)にも合致した活動(「すべての人に健康と福祉を」、「海の豊かさを守ろう」)を通じて、これからも社会の発展に貢献していきます。

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