- 2021/10/26 掲載
エリクソン、リアルタイムの5G体験を実現するTime-Critical Communicationを発表
〇タイムクリティカル通信により、クラウドゲーミングやAR/VRなどのユースケースにおける体験の向上、遠隔操作、モビリティオートメーション、産業用制御などの新しい体験が可能に
〇新しいクリティカルIoTソフトウェア製品により、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、5Gの周波数帯を問わず、容易に導入することが可能に
エリクソン(NASDAQ: ERIC)は、消費者や企業、公共部門のタイムクリティカルなアプリケーションやサービスで要求される一貫した低遅延性と高い信頼性を保証し、5Gの性能を強化するエンド・ツー・エンドのソリューションを発表しました。
エリクソンは、新しいクリティカルIoT製品を通じてタイムクリティカル通信を可能にします。この製品は、パブリックおよびプライベートの5Gネットワーク、ワイドエリアおよびローカルエリア、あらゆる5G周波数帯にソフトウェアのアップグレードとして容易に導入できます。5Gネットワークをグローバルに展開し、モバイルブロードバンドや固定無線アクセスサービスを強化してきたエリクソンの新しいソリューションにより、通信サービスプロバイダーはクラウドゲーミングやAR/VRなどのリアルタイムのメディアユースケースにおける体験をさらに向上させ、リモートコントロール、モビリティオートメーション、産業用制御の可能性を引き出すことが可能となります。
世界中で25億人とも言われるモバイルゲーマーがラグのないゲーム体験を楽しむことができるほか、新しいソリューションにより臨場感あふれるXR体験を求めるすべての5Gユーザーを満足させることが期待できます。また、生産プロセスやミッションクリティカルなサービスにより、高性能で信頼性の高い接続性に大きく依存する企業、産業、公共機関も便益が受けられます。
エリクソンのプロダクトエリア・ネットワーク部門の責任者であるパー・ナルビンガー(Per Narvinger)は次のように述べています。
「エリクソンはグローバルで5Gの普及を促進させる革新的な5Gソリューションを導入し続けています。この度、5Gを次のレベルに引き上げるためにタイムクリティカル通信のソリューションを提供します。このソリューションにより、お客様は消費者や企業、公共部門向けのサービスを拡大し、5Gをさらに効果的に収益化するためのツールを得ることができます」
エリクソンのTime-Critical Communicationは、モバイルネットワークにおける遅延や中断を解決するためのソフトウェアツールボックスです。3GPP仕様の超高信頼性低遅延通信(URLLC)規格とエリクソンのイノベーションを組み合わせ、遅延の主たる原因を軽減します。エリクソンのRadio Access Network(無線アクセスネットワーク)、Transport(トランスポート)、5Gコア、サービスマネジメント&オーケストレーション、BSS、およびサポートサービスに関する専門知識を基に開発された本製品は、指定された保証レベル(99.9%~99.999%)でエンド・ツー・エンドの一貫した低遅延(50ms~1ms)を提供し、タイムクリティカルなユースケースを大規模に実現します。
新しいユースケースの多くは、タイムクリティカルな性質を持ち、現在の4Gおよび5Gネットワークでは不可能な一貫した低遅延で信頼性の高いパフォーマンスの保証が求められます。この新しいソリューションは、このようなニーズに応え5Gへの期待をフルに実現するために設計されています。
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