- 2021/10/26 掲載
ローソン、AIを活用したレシート広告を配信
ローソンでは、これまで会員データの購買履歴や性年代・価値観から、対象となる商品に興味を持っていただけそうなお客様を推測して割引券などを印字した訴求を行ってきました。今回の施策では、従来の情報にAIを加えることで対象商品に興味を持っていただく可能性が高い会員と価値観特徴を抽出し、個々のお客様の価値観に合わせた広告デザインやキャッチコピーを用いたレシートを発行します。
■従来のレシート広告との比較
<従来>
対象商品に興味をお持ちいただけそうな会員を推測してレシート広告を発行
(例)過去に同様の商品を購入したことがある、対象商品の購入層に多い年代や価値観(30~40代、健康意識が高い)など
<今回>
(1) 購買データから対象商品を購入した会員を特定(新商品の場合は買いそうな会員を特定)
(例)過去に同一ブランドの新商品を購入した会員など
(2) 上記(1)の会員の過去購買データや性別・年代・価値観をAIで分析し購入会員の特徴を抽出するとともに購入確率予測モデル(購入確率を予測する数式)をAIが自動構築
(3) 上記(2)で構築した購入確率予測モデルを使って広告クーポンの対象者を抽出
(4) 上記(3)で抽出された方の価値観特徴に合わせたデザインとキャッチコピーでレシート広告を発行
2021年8月に実施した新商品実験では、会員全体の平均購入率に対して、上記方法で抽出された会員の購入率はレシート広告を出さなかった場合で4倍となり、レシート広告を出した場合では12倍という結果となりました。
・実験期間:2021年8月17日(火)~8月30日(月)の2週間
・実験方法:対象商品を購入される可能性が高い会員をAIによって抽出。
抽出された20万人に対してレシート広告を発行。
広告のデザインは3パターンを用意し、価値観特徴に合わせて配信
当該施策については、株式会社インティメート・マージャー(本社:東京都港区)、株式会社クリエイターズマッチ(本社:東京都渋谷区)の技術を活用しました。
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