- 2021/11/09 掲載
FRBの利上げ条件、来年達成の公算=クラリダ副議長
クラリダ副議長は米ブルッキングス研究所で行う講演の原稿で、FRBが「利上げを検討するにはまだ程遠い」としながらも、自身の経済通しが正しければ、「フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標引き上げの条件は2022年末までに達成される可能性がある」と指摘。その時点で金利の軌道はFRBが9月に公表した見通しに沿ったものとなり、FRBの新たな枠組みの下でのインフレ目標と最大雇用の達成に「完全に一致する」と述べた。
その上で、インフレ率はこれまでのところ、FRBが掲げる長期目標である2%を「緩やか」な状態を超えてオーバーシュートしていると指摘。労働市場については、経済の回復が進むにつれ失業率は来年末までに3.8%に低下すると予想され、パンデミック前と比べた420万人の「雇用ギャップ」は解消するとの見方を示した。
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