- 2021/11/12 掲載
午後3時のドルは114円前半、上昇続かず ユーロは1年4カ月ぶり安値圏
仲値に向けて国内輸出企業によるドル買い/円売りが入ったほか、時間外取引の米10年債利回りが小幅に上昇したことも、ドル買いの下支え要因となった。
東京時間ではドル/円は一時114.30円近辺まで上昇したものの、その後は手掛かり材料難から伸び悩んだ。日本時間夜に公表される11月の米ミシガン消費者信頼感指数(速報値)や休場明けの米長期金利の動向を見極めたいとの見方から様子見ムードも強かった。
米国の10月消費者物価指数(CPI)の強い伸びを受けて、ドルは対主要通貨で上昇。ドル指数は95.20付近と2020年7月以来の高水準で推移している。ただ、ドル/円はクロス円での円高傾向に圧迫され、上値が抑えられている格好となっている。
上田東短フォレックスの営業推進室長、阪井勇蔵氏は「ドル/円の上昇は、ドルが対主要通貨での全面高に加えて、円安要素がないと力強さに欠ける」と指摘。その上で、10月に付けた高値の114.69円近辺まで今後も上昇する可能性はあるものの「115円を抜くのは簡単ではなさそうだ」との見方を示した。
ユーロは対ドルで一時1.1436ドルと、2020年7月以来の水準まで下落。その後は、週末を控えて値ごろ感からユーロの買い戻しが入り、下げ渋る展開となった。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 114.19/21 1.1441/45 130.67/71
午前9時現在 114.03/05 1.1446/50 130.53/57
NY午後5時 114.05/09 1.1450/52 130.60/64
PR
PR
PR