- 2021/11/12 掲載
英、北アイルランド貿易問題巡りEUとの緊張緩和望む=報道
EU離脱問題を担当する英国のフロスト内閣府担当相は12日、 欧州委員会のシェフチョビチ副委員長と、貿易ルールの変更について会談する。
北アイルランドの貿易ルールを巡っては、英政府が北アイルランド議定書16条の発動も辞さないと表明し、EUとの緊張が高まっていた。第16条は、議定書が予想外に有害であることが判明した場合に、双方が適用を免除することができると定めている。
タイムズ紙によると、フロスト氏はシェフチョビチ氏との会談で、合意に向けた取り組みを再開し、今後数週間、集中的な協議に入る用意があるという。
英国のEU離脱協定に盛り込まれた北アイルランド議定書は、EU加盟国のアイルランドと英領北アイルランド間の自由な物流を認める一方、北アイルランドと英本土間のモノの移動には一部に検査が導入された。だが、英国のジョンソン政権は北アイルランド向けの物流に支障をきたすとして、一部の検査の導入を一方的に遅らせている。
EU側は、EUの単一市場を守るため、検査の強化が必要だと訴えている。
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