- 2021/11/15 掲載
シェル、「ロイヤル・ダッチ」外し英国企業に 株主還元強化
会社名は、「ロイヤル・ダッチ」を外し「シェル」に変更、税務上の拠点もオランダから法人手続きをした英国に移す計画。
「物言う株主」として知られるダニエル・ローブ氏率いるヘッジファンドの米サード・ポイントは先月下旬、業績と企業価値向上に向けた会社分割を要求していた。
シェルは、単一の株式構造にすることにより、買い戻し可能な普通株のプールが拡大すると説明した。シェル株はアムステルダム、ロンドン、ニューヨークの3市場に上場しているが、これは変わらないという。
シェルは「会社の競争力強化、株主還元の加速、ネットゼロ(温室効果ガスの排出実質ゼロ)企業になるための戦略の迅速化が簡素化の狙い」と説明した。
一連の計画は12月10日の株主総会で少なくとも75%の賛成票を得る必要があるとしている。
昨年、日用品大手ユニリーバも英国とオランダの二重構造を改め英国企業となっている。
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