• 2021/11/16 掲載

11月の利上げ見送りは「非常にぎりぎりの判断」=英中銀総裁

ロイター

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[ロンドン 15日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は15日、議会下院の財務委員会で「インフレを巡る状況に非常に不安を感じている」とし、目標値を上回るインフレ率を当然望んでいないとした上で、今月4日の金融政策委員会での利上げ見送りは「個人的には非常にぎりぎりの判断だった」と述べた。

英中銀は今月4日の金融政策委員会で、7対2で政策金利を過去最低の0.1%に据え置くことを決定。ただ、景気が想定通りに推移すれば「向こう数カ月」で利上げが必要になると表明し、近く引き締めに転じる可能性を排除しなかった。

ベイリー総裁はまた、政府の一時帰休者支援措置終了の影響に関する公式なデータが不足していたことも利上げ見送りにつながったと指摘。その上で、労働市場は「かなりタイトになっている」とし、一時帰休者支援措置の終了が失業率の上昇につながっていないことを示す事例があるとした。

利上げの可能性についても言及し、物価安定に向けあらゆる議論が行われているとした。

4日の金融政策委員会で利上げを提案したソーンダース委員は、賃金と物価のスパイラル的な上昇が発生するリスクはないが、インフレが全体的に高まる可能性は利上げを正当化する十分な根拠になるとした。

金利据え置きに賛成したチーフエコノミストのヒュー・ピル氏は、インフレが自律的に勢いを増すリスクに関するソーンダース委員の主張の一部を認めた上で、経済回復は一部でなお非常に脆弱であり、時期尚早な利上げは回復を妨げる恐れがあるとした。

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