- 2021/11/16 掲載
巻き込み防止機能、車種拡大へ=中・小型トラックも、国内初―三菱ふそう
三菱ふそうトラック・バス(川崎市)が、左折時の巻き込み事故を防ぐための自動運転機能を中・小型トラックに搭載することが15日、分かった。既に大型トラックに導入し、対象車種の拡大を急ぐ。国内の商用車メーカーが、巻き込み防止の制御機能をトラックに備えるのは初めて。
左折時にレーダーで車両左側の死角となる位置に歩行者や自転車を検知すると、ランプと警告音を発した上で自動停止する機能。今年6月に大型トラック「スーパーグレート」で初めて導入し、数年内に中型の「ファイター」や小型の「キャンター」にも採用する方針という。
トラックの左折時の巻き込み事故は多く、今月も東京都世田谷区と茨城県古河市で死亡・重傷事故が相次いで発生。同社関係者は、巻き込み防止機能の搭載車が増えれば「このような悲惨な事故を減らせる」と語る。
【時事通信社】 〔写真説明〕三菱ふそうトラック・バスの左折時巻き込み事故防止機能が作動する場面のイメージ(同社提供)
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