- 2021/11/18 掲載
ECB、インフレ高進継続なら対応する用意必要=シュナーベル専務理事
ECBはインフレ高進は来年には緩和するとの見方を示しており、シュナーベル氏もこれを確認。ただ、見通しの不確実性が高まっていると警告し、12月の理事会で政策の方向性を決める際は選択肢を確保しておく必要があると指摘。「そうすることで、一時的でかつ短期的なものである可能性があるインフレ高進に対応して尚早な利上げを行うという過ちを回避できる」と述べた。
シュナーベル氏は「物価圧力がどの程度継続するのか、また金融政策対応にどのような意味をもたらすのか、これまでよりも合意が見られていない」と指摘。ECB当局者としては珍しく、ECB内に見解の相違があることを認めた。
このほか、資産買い入れプログラムについて「買い入れを比較的低水準で延長すれば、利上げは差し迫っていないというメッセージを送ることができる」と述べた。
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