• 2021/11/24 掲載

エネルギー移行、資金拠出は民間中心に=投資家

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[ムンバイ 23日 ロイター] - クリーンエネルギーへの移行では、気候情報開示の標準化が進む中、主に民間セクターが資金を拠出する見通し。先週開催されたロイター・グローバル・マーケッツ・フォーラムで、投資家やシンクタンクが述べた。

銀行や民間セクターを通じてレバレッジをかけたファンドや、機関投資家、デットファイナンス、先進国の資金拠出が、資金源になる可能性が高いという。

国際再生可能エネルギー機関(IRENA)によると、エネルギー移行技術には2050年までに約131兆ドルの投資が必要。IRENAの幹部によると、このうち約80%は民間が拠出する見通し。民間の資金拠出の60%はデットファイナンスになる見込みという。

ライスタッド・エナジーの幹部は、企業がリード役になると指摘。エネルギー貯蔵のソリューションを提供し、技術に多額の投資を行っているハイテク企業や、買電契約を増やしている企業が注目されると述べた。

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの幹部は「気候変動はすべての投資家にとってシステミックリスクだ」とし、投資家はポートフォリオをネットゼロに向けて調整しており、他のファンドとの協力や、スチュワードシップ・委任状投票を通じた企業への働き掛けによって、気候目標の統合を目指していると述べた。

バークレイズ・プライベート・バンクの調査によると、ポートフォリオ内のインパクト投資の比率は、今年の41%から2027年には54%に達する見通し。調査は300以上の回答者(平均資産運用8億3300万ドル)を対象に実施した。

ステート・ストリートの幹部は「標準化を通じて、脱炭素化の最大の障壁の一つに対処できる」とし、標準化されたフォーマットで気候情報を開示する企業が増えれば、投資家が比較検討できるデータも増えると指摘。そうなれば「途上国へのサステナブル投資も拡大するだろう」と述べた。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます