• 2021/12/01 掲載

景気拡大局面「足踏み」=供給網混乱、生産停滞で

時事通信社

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内閣府が30日、直近の景気の「谷」を2020年5月と判定し、翌6月から景気拡大局面に入ったとの見方を示した。しかし、けん引役である製造業の生産活動は足元、サプライチェーン(供給網)の混乱で停滞。景気動向指数による基調判断は今年9月に「改善」から「足踏み」へ下方修正された。

景気循環の判断材料となる景気動向指数の一致指数は、「谷」となる20年5月にリーマン・ショック後の09年4月以来の低水準に急落。その後、持ち直しに転じ、今年4月に新型コロナウイルスの感染急拡大前の20年1月の水準をほぼ回復した。個人消費は低迷したが、海外経済の回復により自動車など製造業の生産回復が寄与した。

しかし、夏場以降に半導体不足や東南アジアでのコロナ拡大による部品調達難が深刻化。自動車の大幅減産が景気の足を引っ張る。部品の調達難は和らぎ始めたが、半導体不足の解消は「23年以降になる」(三菱総合研究所)との見方もある。

今年7~9月期はマイナス成長。国内総生産(GDP)を年内にコロナ禍前の水準に戻す政府目標の達成は絶望的だ。年明け以降、ワクチン接種が普及し経済活動の正常化が期待されていたが、新たな変異株「オミクロン株」の出現で日本経済の先行きリスクは高まっている。

【時事通信社】

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