- 2021/12/13 掲載
午後3時のドル113円半ばで小動き、米FOMC控え方向感欠く
日経平均の上昇でリスク選好ムードが広がり午前中はドル高地合いとなったが、午後以降は徐々に様子見姿勢が広がった。今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、取引に慎重な市場参加者が多いという。
ドルは一時113.57円の高値を付けたが、その後は買いが一服。方向感のない展開が続き、値幅は30銭程度にとどまった。
今週開かれるFOMCでは、テーパリング(量的緩和の段階的縮小)の加速や政策金利見通し(ドットチャート)が注目されている。楽天証券・FXディーリング部、荒地潤氏は「FOMCの結果を受けてよほどのサプライズがない限りは、ドル買いの勢いは限定的となるのではないか」とみている。
荒地氏は米連邦準備理事会(FRB)が市場の予想通りテーパリングの加速に踏み切ればドルは114―115円程度まで上昇すると予測するが、116円台を目指して買いが進む可能性は低いとの見方を示した。市場では、テーパリングの2022年3月終了が予想されている。
他の主要国通貨では英ポンド/円が上昇。朝方150円近辺で推移していたポンドは一時150.56円の高値を付けた。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の広がりを受け、ジョンソン英首相は12日、ワクチンの追加接種の加速を表明。このことが好感され、英ポンド買いにつながったという。
午後3時現在、英ポンド/円は150.39円付近で推移している。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 113.48/50 1.1295/99 128.20/24
午前9時現在 113.50/52 1.1308/12 128.37/41
NY午後5時 113.38/39 1.1311/15 128.30/34
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