- 2021/12/15 掲載
関西スーパーとH2O、経営統合=オーケーとの争奪戦終結
関西スーパーマーケットとエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは15日、株式交換により経営統合したと発表した。統合差し止めを求めていた首都圏地盤のスーパー、オーケー(横浜市)は14日に許可抗告を最高裁に棄却され、関西スーパー買収を断念していた。これにより、同社をめぐる争奪戦は名実ともに終結した。
経営統合を受け、関西スーパーとH2Oは「より魅力のある関西地盤のスーパーを目指す」とコメントした。
関西スーパーは15日付でH2Oの傘下に入り、同社系スーパーのイズミヤ(大阪市)と阪急オアシス(同)を子会社化した。来年2月には3社の事業を統括する中間持ち株会社「関西フードマーケット」に生まれ変わる。
一方、15日の東京株式市場では、関西スーパーの株価は前日終値比20.51%安と大幅に下落して取引を終えた。オーケーが提案していた好条件でのTOB(株式公開買い付け)を期待していた個人投資家からの失望売りが殺到したとみられる。
【時事通信社】 〔写真説明〕上:エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリング(左)と関西スーパーマーケットのロゴマーク
下:オーケーのロゴマーク
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