- 2021/12/15 掲載
オーケーの抗告、最高裁が棄却=買収断念、争奪戦が決着―関西スーパー、15日統合
最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は14日、関西スーパーマーケットとエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリンググループの経営統合の差し止めを求めた首都圏地盤のスーパー、オーケー(横浜市)の許可抗告を棄却した。裁判官4人が全員一致で決めた。関西スーパーをめぐる争奪戦は決着し、15日の統合は予定通り実施される。
関西スーパーの買収を目指していたオーケーは「最終的な司法の考えが示されたと真摯(しんし)に受け止める」として、買収を断念し、保有する全ての関西スーパー株を売却する方針を表明。関西スーパーは「正当な判断が示された」とのコメントを発表した。
争点となったのは、関西スーパーがH2Oとの統合承認を求めた10月29日の臨時株主総会の手続きの是非。投票の締め切り後、法人株主が投じた白票(棄権)を本人の求めに応じて賛成票に変更した。賛成割合は約1%上昇して66.68%となり、可決ラインの3分の2を超えた。
オーケーはこれを問題視して11月、神戸地裁に統合差し止めを求める仮処分を申請。同地裁は投票後の訂正を認めなかったが、大阪高裁は関西スーパーが投票用紙以外の事情を考慮して賛成票に変更したことを容認した。
最高裁は、高裁の決定について「(法人株主の)議案への賛成が明確であったことなどの事実関係の下では、結論において是認できる」と支持した。
【時事通信社】 〔写真説明〕エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリンググループと関西スーパーマーケット(上)、オーケーのロゴマーク
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